テレビ放送された映画の感想日記

20013年〜


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  2013年10月31日(木)    宇都宮       最高気温20.4℃     
 映画館には、今年4回程 見に行ったきりだ。
 主人がアカデミー賞にノミネートされた映画なら
 見に行きたいけど、それ以外は?。。  それで
 映画館に行く回数が、めっきり減ってしまった。
 ノミネート情報が流れるのが12月位からなので
 1月〜4月頃に、集中して見に行く事になる。
 映画館で見る映画の方が楽しいが、仕方ない。
 今はテレビで放映される洋画を見ている。
 普段、ほとんど見ない日本映画だが、「手紙」と
 いう映画を録画しておいた。
 東野圭吾原作という点に惹かれて録画したが、
 内容は全然、知らなかった。
 殺人をおかしてしまった兄とその弟の物語。
 獄中の兄とひとり暮らしの弟の手紙のやりとり。
 始めのうちは、お互いの近況報告のような
 内容の手紙だったが。。
 だんだんと弟の気持ちに変化が。。
 こんなに重い映画とは。。胸が痛くなる。。
 映画の後半、とくにラストシーンには号泣して
 しまった。 こんなに泣いた映画は初めて。。
 ひとりで見ていたが、主人が部屋に入って
 きたら恥ずかしいと思う程、声を出して泣いた。
 主役は弟を演じた山田孝之 兄役は玉山鉄二 恋人役は沢尻エリカ。
 理不尽な社会のしうちに、苦労する弟を演じた山田孝之は、若いのにすごい演技力。
 兄役の玉山鉄二の最後のラストシーンは、迫真の演技で素晴らしかった。
 沢尻エリカは清純そのもので可愛かった。
 この映画を見て思った事は幼児連続殺人事件を起こした宮崎勉の家族の事だ。
 事件が発覚し、逮捕されてから家族は、悲惨な生活を送った。
 被害者の家族の悲しみ、怒りなど、テレビでの報道はあるが、犯罪者の家族が
 どう暮らしているかを取り上げる番組は少ない。
 犯罪は被害者家族、犯罪者家族に及ぼす影響は、計り知れない大きい。。
 この映画を見て犯罪を起こそうと思った人が、思いとどまってくれたらいいなと
 思う私は甘いのかな。。
 資料より
 宮崎勉には4人の兄妹がいた。長女は職を辞め、次女は結婚予定であったが
 自ら婚約を破棄した。 二人の兄弟もいずれも辞職した。
 父親の弟は、5つの会社の役員を全て辞職をした。
 父親は地元の新聞会社を経営し、裕福な家庭であった。
 宮崎家は曽祖父は村会議員、祖父は町会議員を務めており、地元の名士であった。
 父親は自宅を売って、その代金を被害者の遺族に支払う段取りを付けると
 多摩川の高さ30mの橋から飛び降り自殺を遂げた。

 「手紙」は本当に素晴らしい映画だった。
 こんなに重くて深い内容の映画なのに、その中に笑いもあった。
 この映画は2006年の映画だ。 その年の日本アカデミー賞は「フラガール」だった。
 私がテレビ放映で見た日本アカデミー賞の映画は「幸福の黄色いハンカチ」
 「Shall we ダンス」 「半落ち」 「フラガール」 「送り人」くらいだが。。
 さすが、みな素晴らしい映画だと思ったが。。
 アカデミー賞は取れなかったけれど、「手紙」が私の中では断トツの1位だ。
 予告編のビデオは →ここ

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  2013年7月7日(日)    宇都宮       最高気温32.3℃     
 最近、見たい映画がないので、映画館には行かず、テレビ放映の洋画を見ているが。。
 今日、テレビ録画しておいたあの有名な日本の映画「二十四の瞳」を見た。
 日曜日の読売新聞に「おすすめシネマ」というコーナーがあって、来週一週間に
 テレビで放映される映画を紹介している。
 記者の目からみたおすすめ度が星★で採点してあるが、★★★★★が満点なのだ。
 この「二十四の瞳」は星5つの最高点。 星5つがついた映画は、記憶にない位だったので
 よほど、おすすめ映画なのかと思い、録画しておいた。
 でも、若い女性が12人の生徒とふれあって先生として成長していく映画なのかと、
 かってに思いこんでいた。 期待感がなかったので見るのは後まわしにしていた。
 見事 予想ははずれていた。 素晴らしい映画だった。
 物語は、昭和3年、のどかな小豆島の分教場にひとりの新任女性教師が赴任してきた
 ところから始まる。 封建的な時代背景もあるが、のんびりと暮す島の人々。
 今の時代とは、あきらかに違う。 お金はないけど、幸せな時代。
 そんな中、昭和恐慌や東北飢饉、満州事変・第一次上海事変と続く戦争が暗い影を。。
 戦争に行っても無事帰ってきて欲しいと願っていると発言した先生は「アカ」と
 思われても仕方ないと、校長から言葉を慎まないと警察に捕まってしまうと注意される。
 昭和9年春、戦時教育に憂いを持った先生は教え子の卒業とともに教職を辞する。
 昭和21年、船乗りの夫を戦争で、相次いで母親も末娘も亡くした先生は、生計を
 立て直すためにふたたび教壇に復帰する。
 第二次世界大戦の終結から7年後に発表された小説で、作者の壺井栄は、自身が
 戦時中を生きた者として、この戦争が一般庶民にもたらした数多くの苦難と悲劇を描いた。
 貧しさから波乱の人生を余儀なくされた者、家が没落し消息を絶った者、
 誰にも看取られる事なく病死した者、遠い海の向こうで戦死し2度と帰ってこない者、
 戦場で負傷し失明した者。 時代の傷を背負って大人になったいく子供たち。
 昔と今。 比べてもしょうがないけど、考えさせられる映画だった。
 そして星5つの評価は、なるほどと思える程、感動的な映画った。




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